こんにちは、ナポリです。
今日1月26日は、新年最初の満月の日です✨
一月の満月
農事暦によると、アメリカでは1月の満月を「ウルフムーン」と呼んでおり、狼が空腹で遠吠えをする頃ということでこう呼ばれるそうです。
26日未明は比較的晴れていたため、満月も綺麗に見ることができました。みなさんは、満月を見ると何を思い浮かべますか?
「月が綺麗」と言ったら夏目漱石!という方や、月と言ったら宇宙旅行!という方、まんまるの肉まんを思い浮かべるという方もいるかもしれません。そんな月夜にお供したいお菓子といえば、、、今日ご紹介するのは『最中(モナカ)』です。
まんまるのお月様のようなお菓子
最中の起源は平安時代へ遡ります。
拾遺和歌集で有名な源順(みなもとのしたごう)が満月について句を詠んだときのことです。出されていたお菓子が丸い餅菓子で、中秋の名月に似ていたことからその丸い餅菓子を「最中」と呼ぶようになったそうです。(諸説あります)
水のおもに照る月なみをかぞふれば今宵ぞ秋のも中なりける(拾遺171)
【通釈】水面に輝く月光の波――月次(つきなみ)をかぞえれば、今宵こそが仲秋の真ん中の夜であったよ。
【語釈】◇月なみ 「波に映る月光」「月次(月の数。月齢)」の両義。◇秋のも中 八月十五日は陰暦では秋の真ん中にあたる。「も中」のモはマの母音交替形。
参照元:https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/sitagou.html
水面に映る丸い月をみて、ふとカレンダーで数えると15日と思い出し、空を見上げたら綺麗な満月が見えるとは、さらに思いを込めて歌を詠むとは、ゆるやかで素敵な時間ですね。
そのとき食べていたお菓子に名前を付けてしまうというのも、いとおかし...✨
ぜひ、平安時代の俳句や短歌にも触れつつ、今宵は満月を眺めながら丸くて甘い最中を味わってみてはいかがでしょうか♫
それではこの辺で。またのお菓子をお楽しみに!