ナポリのちょっと気になるおかしなもの日記

常々思っている、日常の些細だけれどちょっぴり気になるお菓子なことや可笑しなことを綴ります

意外でびっくり、大航海時代の生まれ!プリン

こんにちは、ナポリです。

先日、友人がプリンのイラストを描いてくれました。とても美味しそうで、可愛いイラストなのでお気に入りです(*^o^*)

 

プリンというと、ぷるぷるしていて甘くてつるんとした喉越しで食べやすく、個人的には可愛らしいイメージがあります。

しかし、その生い立ちは、戦禍の船上だったそうなのです!

 

船上でのお料理から考案

1588年イギリス、英西戦争(イギリス、スペイン間の戦争)の真っ只中。

荒れ狂う波に囲まれた船上では、食材は貴重。どんな残り物の食材も有効活用が必須だった、そんな場所で料理人が生み出したのが元祖プリン!

あまり物の食材を卵なんかと混ぜて蒸し焼きにしてできた、"具沢山の蒸し焼き料理"こそ、プリンープディングの起源なのです(諸説あります)。

 

カスタードプリンへ🍮

時代が過ぎ去るにつれ、蒸し焼きにしていた具材が削ぎ落とされていきます。プディングとしてイギリスからフランスへ伝わると、デザートとして定着。18世紀には甘い柔らかなカスタードプディングが誕生します。

1963年、アメリカでインスタントプリンができ、翌年日本でも「プリンミクス」が発売されて、プリン普及が進んでいきます。

 

「蒸す」という料理法の面から見ると、随分と昔に、意外なところで誕生していたのですね。

今美味しいプリンを食べられるのは、最後まで食材を有効活用しきったシェフのお陰ですね。戦禍のシェフにも、甘い柔らかなプリンを食べてみて欲しかったです。

 

以上、プリンの起源について振り返ってみました。カスタードプリンだけでなく、温かな蒸し料理も交えて食材のロスを減らしていきたいものです。

では、またのお菓子をお楽しみに♪