ナポリのちょっと気になるおかしなもの日記

常々思っている、日常の些細だけれどちょっぴり気になるお菓子なことや可笑しなことを綴ります

でっかいマフィン?!パネトーネ

こんにちは、ナポリです。

12月も半ばとなり、徐々にクリスマスも近づいてきました。みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

 

さて、先日パン屋さんで、大きなマフィンを見かけました!

丸い、破れる紙の型に入って焼かれていて、上の方がまあるく出ているお菓子です。

 

実は、見た目はとてもマフィンっぽいのですが、大きさがかなり大きくケーキくらいあるのです。

 

こちらは、なんとマフィンではなく、

『パネトーネ』という発酵菓子だそうです。

 

パネトーネは、イタリア・ミラノ発祥のお菓子でクリスマスシーズンに食べられる伝統的なお菓子です。

 

バターや卵たっぷりの生地にパネトーネ種という天然酵母を加えて発酵させて作られます。ラム酒などに漬け込んだドライフルーツも練り込み、ドーム型に焼き上げます。

 

それぞれの家庭で手作りされるので、ドライフルーツや焼き型も家庭によりさまざまなのだとか。

イタリアのママたちの腕の見せどころですね。

 

発酵させるためには、酵母が発酵してくるのを時間をかけてじっと待つことが必要になります。

 

冷蔵庫がなかった時代に、保存性を高めようとしたり風味を良くしようとしたりした結果に

生まれた方法で作られていると知ってから、

パンや発酵菓子はとても原始的ではありますが知恵の詰まった食べ物なんだな!という見方をするようになりました。

 

発酵食品には、味噌やみりん、チーズやヨーグルトなど他にもたくさんのものが日本にも世界にもあり、どの食品も体にいいものばかりです。

 

ぜひ、パンやお菓子を発酵食品という側面でもとらえながら、クリスマスまでの間に味わってみてください♪♪