ナポリのちょっと気になるおかしなもの日記

常々思っている、日常の些細だけれどちょっぴり気になるお菓子なことや可笑しなことを綴ります

マーブルチョコにまつわる話!

みなさんこんにちは、ナポリです。

前回はマーブルチョコレートをご紹介しました。美味しくて食べやすいので、個人的に全世代におすすめしたいお菓子の一つです。

日々、何かしらの新しいお菓子が発売されている中で、今も変わらずに愛されているマーブルチョコレート。さすが、ロングセラー商品ですよね!

 

今日は、そんな大ベテランお菓子のマーブルチョコレートについて、もう少し想いを馳せてみたいと思います。

 

誕生の経緯

発売当時の昭和36年を含む1960年代は高度経済成長期の真っ最中でした。ちょうど、三種の神器と呼ばれる電気テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫の電化製品が売り出され、時代が大きな変化を迎えていた頃ですね。

 

(三種の神器 写真)

 

電化製品が普及してきていたとはいえ、一般家庭にはとても高価なものだったと思います。今では生活必需品の家電ですが、すぐには家庭に揃わなかったことでしょう。

 

私たちの今の生活には冷蔵庫も冷凍庫もありますから、生ものも冷凍食品も保存が効きます。それに比べると発売当時は、食べられるものも季節などにより限られていたと思います。チョコレートやアイスなどは、溶けやすいためすぐに食べるか、買い置きはせず食べたい時にだけ買うような、そんなご褒美のような食べ物だったのではないでしょうか。

 

そんなとき!誕生したのがマーブルチョコレートです!溶けにくくて手が汚れにくくて、保存が効いてなんと見た目もカラフルで可愛らしいお菓子です。私が昭和30年代に生きていたら、とても素晴らしい新商品が出たと大喜びしている気がします。

こうして、マーブルチョコレートは糖衣チョコレートの代名詞とも言われるようになりました。

 

なぜ、ロングセラーなのか

さらに、その頃日本初のアニメが放送されていました。その名も『鉄腕アトム』です。

 

(鉄腕アトム 写真)

 

マーブルチョコレートには、この鉄腕アトムのシールがおまけで付いていたので、爆発的な人気を誇るお菓子となりました。

今では世界にもファンがたくさん存在する、日本のアニメとともに日本を支えてきたとも言えるマーブルチョコレート。私たちがテレビをみて生活するのと同じくらい当たり前に、いつしか生活に欠かせない身近なお菓子になっていたのかもしれません。

 

チョコレートは熱で溶けやすいため、お菓子発売の当時としては夏には食べられない認識があったと思います。そんな当時の常識や固定概念を、ブルボンのマーブルチョコレート開発に携わる方々はひっくり返してくれました。

マーブルチョコレートができて夏もチョコをたべられるようになったことは、さぞ画期的で衝撃的だったのではないでしょうか。今ではチョコレートはいつでもどこでても食べられるようになっていますが、季節に関わらず、時や場所を選ばずに食べたい、そんな想いが形になったのがこのマーブルチョコレートだと思います。

現状では届かない一歩先の未来を描くことは一朝一夕にはいかないことだと思います。

それでも、今よりちょっと良い未来に向けて、昨日より今日、今日より明日へ何かを少しでも変えながら、過ごしていきたいなと感じました。

 

それでは、今回はこの辺で♩

またのお菓子をお楽しみに〜⭐︎