こんにちは、ナポリです。
年が明けて美味しいご馳走を召し上がっているところでしょうか。
今年はお餅はもう食べましたか?
私の実家では、お正月は石油ストーブの上に網を置いてお餅を焼いて食べるのが定番でした。
お餅といえば、みなさんは何と食べますか?
お醤油をつけたり、きな粉やずんだと合わせたり、たれをつけたり…美味しそうですね。
小豆を煮ておしるこにして食べる方も多いのではないでしょうか。
さて、この『おしるこ』ですが、『ぜんざい』とは違うのでしょうか?
違いを簡単にご説明すると、おしるこは、小豆あんを汁状にして砂糖と煮て作られ、お餅や白玉を入れて食べます。つぶあん、こしあんの両方のパターンがあります。
一方でぜんざいとは、小豆あんの粒を残して煮たものをいいます。
私は違いを詳しく知らなかったので、あんこの種類で呼び方が変わるのに驚きました…!
地域によって区別の仕方も異なるようです。
関東では、おしるこは粒あん・こしあん両方で作られていて、汁気のあるものがおしるこ、ないものをぜんざいと呼びます。
関西・九州では、こしあんで作るものをおしるこ、粒あんで作るものをぜんざいと呼んでいます。
白玉の有無で呼び方を分けている地域や、呼び名を決めていないという地域もあるようなので、場所によってさまざまな食べ方の違いがあるのも面白いなと思います。
ちなみに、「お正月はお餅を食べる」と勝手に思い込んでいたのですが、食べるのには意味と時期があります。
お正月に年神様に鏡餅をお供えしますね。
日本では鏡餅を、1月11日に割って食べるという習慣があり、鏡餅を開くことで神様をお送りしてお正月に区切りをつけるというものです。これが鏡開きですね。鏡餅には年神様の魂が宿っているとされ、食べてその力を授かり、一年の無病息災を願います。
ちなみにのちなみにですが、
刃物で切るのは切腹を連想させるため禁物であり、手で割るか槌で開くようになったそうです。また、割るという表現も縁起が悪いので、開くと呼ばれるようになったそうです。
こしあんと粒あんの味や食感の違いを楽しめる二つの甘味を、ぜひ無病息災を願って食べてみてはいかがでしょうか。